広島焼き
最近夫は広島のお客さんというのが増えたらしく、やたらと広島に出張に行く。
昨日も広島からの出張の帰宅日。夕方にメールで「今から帰る、お好み焼きお土産にもらった。」とのこと。
おみやげに、お好み焼き???
と思いつつ、おなかをすかして待つことにする。
そういえば、このお客さん、先月いったときは、もみまん(もみじ饅頭)の詰め合わせを下さったような・・・。
夫、22時ごろ帰宅。
なにやら大きな発泡スチロールの箱を肩にのっけて帰ってきた。
そう、お好み焼きである。広島の人いわく「お好み焼き」だけど、関西人な私には、お好み焼きは関西風のをさし、広島のお好み焼きは「広島焼き」と呼んでいる。
箱をあけて
でかっーっ!!!と思わず声にだしていってしまうサイズのお好み焼き、しかも4枚冷凍ではいっていた。聞けば、多分前日に家の近くのおいしいところのを買ってきてくれて、冷凍してくれていたモヨウだ。しかも、おたふくソース新品までご丁寧についていた。
ありがたやー。
食べてみると、そばとうどんのがそれぞれあって、味もちゃんと、あの駄菓子やで昔売っていた「イカのフライ」みたいなやつがはいっているかんじの味だった。おいしい。
ちゃんとした広島焼きを食べたのは、数年前、岩や工房さんにうかがった際に近くのお店で食べたのと、新入社員のとき、東京の会社の寮にはいっていた際、休日、地方出身者ばかりで、時間をもてあまし、愛媛出身の男の子が「お好み焼きつくっちゃる」といいだし、そのころ、もちろん新入社員で地方からでてきたばかりのモノばかりなので、ほっとプレートなるこじゃれたものをもっている人がおらず、みな、わらわらと自分の部屋にある唯一のフライパン、これまた、みな、同じく安物の判で押したように同じようなテフロン加工のフライパンをもちより、ワンルームマンションの部屋に男ばかり(地方出身の技術系研修は男ばかりだったので)、もやし班、焼きそば班、生地班、卵のっけて班と1個しかない電熱でわらわらと交代で焼き、統括お好み焼き部長のいいだしっぺの彼が号令をかけ「よし、合体やー」などといって、生地ともやしと焼きそばと卵を二つのフライパンをくっつけて作ったものだ。
今思えば、楽しい思い出だなー。
そういえば四国でも香川と徳島では「お好み焼き」といえば関西風をさし、愛媛県は広島焼きなのだそうです。文化でも何でもそういう傾向にあるそうです。
高知は独自の文化を築くそうですが、高知の標準お好み焼きはどっちなんでしょうね。
夜中にお好み焼き(かなり大)を食べたので今朝はちょっと胃もたれ気味ですが、もちろんお昼も2枚残っているのでこれから食べる予定。
それにしても奇特なお客様だと感謝感激。